ファレノプシス

 折り紙をふたたび折るようになり、近頃は完成形をどこまで折りたいものへ近づけることができるかということを目標に制作している。ラジオなんか聴きながら、片手間ですが。攻殻2ndのクゼは片手で鶴を折っていたけど、紙をどのようにしてテーブルに押さえつけるかまで考えなくてはならないので、かなり集中力が必要な作業だ。

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コチョウランの折り紙。形はかなり寄せることができたけど、折り目が少し目立つ仕上がり。ランは植物の進化の最前線にいると言われていて、花は基本的には左右と中央の3枚の花弁と3つのがく片(表の発色は花弁と遜色ないのだけど、裏は少し緑がかっています。虫に気づいてもらうための戦略だろうか)というシンプルな構造。にも関わらず、種類によって咲かせる花の形状はかなり異なる、ように見える。花粉が粉状ではなく、塊になっていて、虫に効率よく運んでもらうことができたり。風による偶然に頼らず、虫に花粉を運ばせる。多くの植物が密生する熱帯には、虫を集めるために派手な花が多く、ランの仲間もそこで進化してきたかも。日本にもクモランという進化の最終形態のようなランがいる。なんと葉っぱを持たないのだ。

 

部屋で咲いているコチョウランは、よく見かけるご祝議用の真っ白で花が大きいものではなくて、ひとまわり小さいサイズの花に淡いピンク寄りの紫が入った株。花弁に色がついていても、角度を変えて見ると、ちゃんときらきらと光る。ダンボールに入れて、保温と風通しをよくしているけど、また寒くなってきたので大丈夫かな。