blender産トマトと流れる水(アニメーション)

水星の魔女、9話の温室のトマトが1話に続き印象的だった。ファーストでもアムロが部屋でトマトを食べてるシーンがあったような。そういうわけで、トマトのアニメーションを作る。

 

トマトの質感は、最初クリスタで描こうとしていたが、波テクスチャを重ねてシェーダーのみで何とかセルルックに仕上がった。波テクスチャ、これだけでたいていの質感は表現できるのではないかというくらい応用力が高い。

freestyleの線でトマトの輪郭線を出そうとしたけど、上にアルファクリップの層が被ると消えてしまうらしい。おかげで何も被っていないヘタの部分だけ黄緑のエッジが入って、ヘタらしくなったけど…。別々にレンダリングして、コンポジットというのがひとつの手かな。いまだにやったことないけど、今度試してみよう。

トマトを流れる水と波立つ水面はいろいろな動画を参考に作成。泡の粒や水滴には、パーティクルを使用。放射シェーダーのパーティクルにコンポジティングのグレアフィルター「光の筋」をかけるとキラキラと光ることを発見。今回は水滴だけど、色を変えると、光のエフェクトにもなりそう。

 


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トマトのアニメーションと言いつつ、動いているのは、一本のヘタだけである。

ジュラシックパーク」に登場するダチョウのような恐竜、ガリミムスの群れが草原を駆けてくるシーンでは、主人公たちがそれをやり過ごすために隠れた巨大な倒木が、群れが乗り越えていく衝撃で、ぐらぐら揺れているカットがある。このシーンの恐竜はCGだが、倒木を揺らすことで、生きている恐竜がそこに存在するかのような迫力を感じる。今回のアニメーションもトマトのヘタを動かすだけで、水の力を受けているように感じる…まあまあ成功かな。